私の新作短編小説集です。 「1984年7月・糟屋郡志免町にて」 1984年7月の糟屋郡志免町を再現した仮想現実セカイ（VTA＝ヴァーチャル・タウン・アーカイヴ）に暮らす人工人格の少年「彼」は、ループする１カ月間に内心ウンザリしている。 そんなある日、「彼」はリアル世界からアクセスしてきた司空・与・柘榴石という少女と出会う。 VTAのセカイがお気に入りの柘榴石は、ハッキングの腕を活かして自身の自然人格を「彼」の論理肉体に、そして「彼」の人工人格を自分の物理肉体へと、それぞれダウンロードする。 「リアル世界」に長年憧れていた「彼」は、2222年の筑前新宮市を目の当たりにして大感激をする。 ところが...。 この作品は、典型的な「ボーイ・ミーツ・ガール」の物語です。 但し、私はそのルールをひっくり返して本作を執筆しました。 詳細は、巻末の「あとがき並びに解説」にて説明いたしております。 この他、小学校で不祥事をやらかした男性教師が、どういうわけだか女子校に転勤することとなり、災難に見舞われる学園コメディ1篇、並びに、「文明崩壊後の世界」をテーマとして、遠未来における「終末後の世界の再生」を描いた実験的なSFショートストーリー2篇を収録しました。 過去・現在・未来を縦横無尽に描いた珠玉の短編集を、皆様も是非ご堪能ください！ 収録作品 モーゲンソー・プラン3945 憧れの都・シンドアン3945 白いおしっこの先生 1984年7月・糟屋郡志免町にて

舞台となる世界は「イヌ」「ネズミ」「ウマ」という三種類の動物が存在しない架空の世界。 「共和国」にて迫害される少数民族の少女・スナは、ある日、父親が国家権力に忠実に従う民兵組織のリーダーであったことを知る。 「共和国」のマジョリティ家庭出身の少年・ジロキチは、ひょんなことから反政府組織の一員に加わる。 「共和国」の下級貴族出身の青年・チョランは、この国の最高権力者たる大統領代行から、ある密命を受ける。 そして時は「共和国」にて革命が勃発する世界標準暦2931年2月26日を迎えようとしていた。 国家権力の「イヌ」たる少女・体制に仇なす「ネズミ」たる少年・貴族の乗る車も農民の使う犂も曳く「ウマ」たる青年の、三者の運命は...？ 体制と反体制の歪な関係を、暗黒のディストピア世界を舞台として描写してみました。 暗黒世界の魅力を、貴方も存分にご堪能ください！ （表紙イラスト：イラストソリューション©イラストソリューション） イヌ、ネズミ、ウマ。それぞれが象徴するのは、架空の世界における絶望と希望。この長編ディストピア小説では、三つの動物たちが織り成す物語が展開されます。体制と反体制、支配と被支配の歪な関係が描かれる中で、主人公たちは真実を求め、自らの信念と向き合います。 物語の背後には作者の熱い思いが込められています。創作者はこの作品を通じて、現実世界における様々な問題を問いかけ、読者に考えさせることを願っています。それぞれの選択が未来を変える。あなたもこの物語に触れ、新たな視点を得てみませんか。 イヌ・ネズミ・ウマ。それぞれの存在が世界を照らし、読者の心を揺さぶる。この作品は、あなたの中に眠る感情を呼び覚まし、新たな世界への扉を開くことでしょう。 ※一部描写には暴力的な内容が含まれています。ご注意ください。

早朝のまだ暗い時間に簡易バッテリーカーで登校する「わたし」には、たったひとりの友達の女の子がいる。 彼女は大変不思議な少女で、それ故に他のクラスメイトたちからはいじめられている。 そんな「友達の女の子」は、実は銀河系どころか、ありとあらゆる超銀河団・銀河フィラメントへの進出を果たした超絶的な文明を有する異星人の種族だった。 「彼女」は、未開な惑星に降り立ち、その星の調査を行うために「わたし」と接触したという。 異星人の少女は「わたし」に、自分たちの種族のグロテスクな生態と奇怪な社会について語って聞かせる。 異星人の少女が語る「自らの種族のグロテスクな生態と奇怪な社会」とは...？ 地球人の女の子と異星人の少女との、ファースト・コンタクトの物語。 そして二人の少女の、出会いと別れを描いたガール・ミーツ・ガールの物語でもあります。 宮澤賢治風文明批評SFの世界を、貴方もご堪能ください！

世界中に熱狂的なファンとユーザーがいるオンラインゲーム『ミズガルズ・オンライン』。 主人公の少年アバター・イスカリオテは、1年の裡、半年の間だけこのゲームにアクセスしている。 イスカリオテは、ヒト族のウォルフ・ハンター族のカリーニン・トロル族のニルスの3匹と仲が良く、常々一緒にゲーム世界随一の都・ルームに旅をしたいと考えている。 そんなある日、イスカリオテの棲む村にゲームの世界では大変有名なアバターであるチグワカ博士なる人物が帰郷する。 チグワカ博士は、『ミズガルズ・オンライン』世界の隅々まで旅をした結果、このゲームには驚愕の秘密が隠されていたことを突き止める。 その「驚愕の秘密」とは何なのかを察知したイスカリオテは、ある行動に出る...。 架空のゲーム『ミズガルズ・オンライン』世界を舞台に、ファンタジー物語を描写してみました。 仮想現実世界に隠された「驚愕の秘密」には、貴方も驚かれること間違いなし！？

西暦17802年。 既に人類の姿は地上にはなく、「バイオロイド」と呼ばれる人工生命体が地球の支配者となっている。 テクノロジーのレベルは、ほぼ人類時代の1930年代程度にまで後退しているが、懐中蓄音機・泥炭駆動列車・モノクロテレビ電話等が普及している。 そんな世界に所在する国家である神聖ミズホ帝国の首都・トウケイに、『大東亞共産主義者同盟』なる革命闘争組織が出現し、市民は恐怖に陥る。 彼らは、自らの理念の実現のためならば手段を択ばず、そして首魁であるコードネーム「イ」の正体も、組織の構成員たちですら知らされていない。 そんな謎の組織に挑むのは、トウケイ随一の名探偵であるイパ・ゲンザブロ、並びに助手の少女記者カノン・カズ（24歳・独身）の二人。 果たして、『大東亞共産主義者同盟』の総元締め・コードネーム「イ」の正体とは？ 遠未来のテクノロジーの後退した世界を舞台に、スチームパンクSFを執筆しました。 ミステリー好きの方にもおススメです！　

新刊文庫小説。 近未来の黙示録的暗黒世界を、地方都市在住の名もない少女たちの視点から描写します。 全13話のオムニバス短篇形式となっております。 2090年。 我々の住む世界とは異なる、架空の世界にある架空の国・ミヅホ。 バブル崩壊から100年が経過しようとするこの国は、不況からなかなか脱け出せずに市民の誰もが呻吟し、正気を失いかけている。 舞台となるのは三瀦県来目市の女子校・「私立三瀦大学附設女学院」。 物語は、この女子校の生徒たちの理不尽な日常を描写する。 そして2091年。 バブル崩壊から遂に100年目を迎えたこの年、少女たちはミヅホ国の滅亡に立ち会い、この国を看取ることとなる...。 各話紹介 第一話「卒業式」 第二話「極悪企業は潰れろ！」 第三話「腐った卵の君」 第四話「ペレンイと耽州」 第五話「うるまぬみやらびたー」 第六話「強盗の巣」 第七話「フザケルナ！泡傘！」（前篇） 第八話「フザケルナ！泡傘！」（後篇） 第九話「うるせー！何が皇帝だ！バカヤロー！」 第十話「チュプカ列島は誰のもの？」 第十一話「みんしうのしどしやになれますよおに」 第十二話「プロールもしくはチャヴ」 最終話「地に平和あれ！」 この近未来ディストピアSFは、現実世界の「写し鑑」ともなっております。 終末を迎えつつある暗黒世界の魅力を、貴方も味わってみませんか？ なお、この作品はフィクションです。 そしてこの物語が「単なる荒唐無稽な絵空事」でしかないことを、切実に祈ります！ "地に平和あれ！ ～近未来極左中二病ディストピアSFギャグ～"は、全13話を収録した近未来ディストピアSF作品です。物語は、100年間の不況により格差や排外主義が蔓延し、誰もが正気を失いかけているミヅホ国を舞台に、女子高生たちが繰り広げる一年間の姿を描いています。 この作品は、笑いとシリアスが絶妙に混ざり合ったギャグ要素が満載で、近未来の社会風刺も痛快に描かれています。登場人物たちの成長や友情、愛情などが描かれる中、時にはシビアなテーマにも触れながら、読者を楽しませてくれます。 この作品は、SFファンやディストピアもの好きな方々にぜひおすすめしたい一冊です。未来社会の暗い側面を描きながらも、希望や勇気を感じさせてくれるストーリーに、きっとあなたも夢中になることでしょう。 ※作品には一部過激な表現や暴力的な描写が含まれています。十分にご注意の上、お楽しみください。

早朝のまだ暗い時間に簡易バッテリーカーで登校する「わたし」には、たったひとりの友達の女の子がいる。 彼女は大変不思議な少女で、それ故に他のクラスメイトからはいじめられている。 そんな「友達の女の子」は、実は銀河系どころか、ありとあらゆる超銀河団・銀河フィラメントへの進出を果たした超絶的な文明を有する異星人の種族だった。 「彼女」は、未開な惑星に降り立ち、その星の調査を行うために「わたし」と接触したという。 異星人の少女は「わたし」に、自分たちの種族のグロテスクな生態と奇怪な社会について語って聞かせる。 異星人の少女が語る「自らの種族のグロテスクな生態と奇怪な社会」とは...？ 拙作『簡易バッテリーカーと永訣の朝』デジタルコンテンツ版です。 紙の本の1/3というお安い価格となっております。 お子様への語り聞かせに最適です！

世界中に熱狂的なファンとユーザーのいるオンラインゲーム『ミズガルズ・オンライン』。 主人公の少年アバター・イスカリオテは、一年の裡、半年の間だけこのゲームにアクセスしている。 イスカリオテは、ヒト族のウォルフ・ハンター族のカリーニン・トロル族のニルスの三匹と仲が良く、常々一緒にゲーム世界随一の都・ルームに旅をしたいと考えている。 そんなある日、イスカリオテの棲む村にゲーム世界では有名なアバターであるチグワカ博士なる人物が帰郷する。 チグワカ博士は、『ミズガルズ・オンライン』世界の隅々まで旅をした結果、このゲームには驚愕の秘密が隠されていたことを突き止める。 その「驚愕の秘密」とは何なのかを察知したイスカリオテは、ある行動に出る...。 拙作『ミズガルズ・オンライン』のデジタルコンテンツ版です。 紙の本の1/3とお安くなっております。 ファンタジー好きの方・オンラインゲーム好きの方におススメです！

西暦17802年。 既に人類の姿は地上にはなく、「バイオロイド」と呼ばれる人工生命体が地球の支配者となっている。 テクノロジーのレベルは、ほぼ人類時代の1930年代程度まで後退しているが、懐中蓄音機・泥炭駆動列車・モノクロTV電話等が普及している。 そんな世界に所在する国家である神聖ミヅホ帝国の首都・トウケイに、『大東亞共産主義者同盟』なる正体不明の革命闘争組織が出現し、市民は恐怖に陥る。 彼らは、自らの理念の実現のためならば手段を択ばず、そして首魁であるコードネーム「イ」の正体も、組織の構成員たちですら知らされていない。 そんな謎の組織に挑むのは、トウケイ随一の名探偵イパ・ゲンザブロ、並びに助手の少女記者カノン・カズ（24歳・独身）の二人。 果たして、『大東亞共産主義者同盟』の総元締め・コードネーム「イ」の正体とは？ 拙作『大東亞共産主義者同盟首魁「イ」』のデジタルコンテンツ版です。 紙の本の1/3とお安くなっております。 ミステリー好きの貴方、一度読まれてみませんか？